2006年09月26日

ブックオフ買取システムによる文化破壊

ブックオフはある意味では文化破壊企業なのか。

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利用者からしてみればブックオフというのは買い取り価格が異常に安い古本屋というイメージしかありません。しかし、そのブックオフの「話題性のある本、保存状態の良い本」を高く買うという買取基準が文化面に大きな打撃を与えているのかもしれません。

ブックオフの高価買取基準(人気・綺麗)のどちらも満たさないものが古書。ブックオフに持って行っても1円の価値もありませんが、古書の中には学術的に高い価値を持つ稀少書も含まれているわけです。

もちろん近所に古書店街などがある地域であればそちらに持っていけば適正な価格で買い取ってくれるでしょう。しかし、近所に古書店街などの無い大多数の地域であれば、ブックオフに持ち込みたくなりますが、ブックオフでは1円の値段も付かない。では、どうするか。多くの場合、結果として捨てるしか無くなるわけです。

必要とする人の手に渡ればお金には換算できないほどの価値を生み出したかもしれない貴重な本がブックオフの買取システムのために捨てられてしまうかもしれないというのは文化的に大きな損失となります。

ただ、買取の徹底的な効率化の結果、栄えてきたブックオフが貴重な古書を適正な価格で買い取るという事はおそらく将来的にも無いでしょう。しかし、適正価格を判断できる古書店を紹介するシステムなどを整備する事は出来ないものでしょうか。

経済の効率性に偏重していった結果、生み出してしまった文化的損失と言えますが、何かしら改善を期待したいものです。


posted by admin at 02:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 このエントリーを含むはてなブックマーク
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