2006年11月06日

日本人の生涯給料−格差社会の一考察

入る会社が違うだけで生涯給料に3倍以上の差が付く

MSNマネー:日本人の全給料−最新版!

1位のキーエンスが6億1,532万円、1022位のキタムラが1億9,386円、日本を代表する1000社(厳密には1022社)の中でもこれだけの差が付くというのは日頃の生活の中で実感はするものの、実際に数字を見せられると愕然とする。それに1000社の中に数えられないような中小企業は膨大な数が存在するわけで、それらの生涯給料は多くの場合、さらに安いと思われる。「あらゆる労働の価値は平等」という考え方もあるが、この数字を見るととてもそうとは思えない。

もちろん、仕事は給料が全てではない。生涯給料が非常に高い仕事であっても、興味の持てない仕事、異常にキツイ仕事に就く事は「人生失敗への道」となるだろう。しかし、だからといって仕事に求める重要な一要素である「給料」にこれだけの差が付いてしまうのはいかがなものか。

現在では転職が珍しい事ではなくなったので、生涯にわたって同じ会社に勤めるとは限らないし、近い将来にはむしろ1回や2回の転職を経験するのは当たり前になっていくのではないかと考えているので、生涯給料という数字は参考程度にしかならないとは思う。例えば5位にランクインしたプリヴェチューリッヒ企業再生グループの平均勤続年数は0.8年らしいので、この会社に定年まで勤めるという事はほぼあり得ないだろう。

しかし、転職という手段があるにしても、実際問題として1000位付近の会社から上位にランクインしているテレビ局や電通などに転職するというのは余程のアピールポイントが無い限りは困難を極めるだろう。日本では勤める事が出来る企業がある程度、学歴で決まってしまうというのが現状である。

もちろん、学歴で選考することにも一定の正当性がある事は認めるが、ただそれだけの事で生涯給料にこれほどの差が付いてしまうのは問題であろう。「美しい国」を目指すのであれば、上位企業を守るよりも下位にランクインするような企業で働く人の生活を向上させるのが先決であると考える。その点で現在の景気回復は健全な姿であるとは言い難い。





posted by admin at 04:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 このエントリーを含むはてなブックマーク
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