2006年11月14日

PlayStation3の転売価格急落−早くも問題顕在化

発売から3日で転売価格急落

J-CAST:ヤフオク早くも暴落! 「PS3」人気説に大疑問

11月11日の発売日には実売価格の2倍での転売取引も見られたPlayStation3。しかし、発売から3日が過ぎた現在では実売価格+1万円程度と転売相場は急落。現在のところ、PS3の次の出荷は未定であり、供給量が増えたためにこれだけ価格が落ち込んだわけではない。では、何故なのか?

まず、転売価格急落原因の前に、PS3の問題を挙げてみたい。

1.ソフト本数の少なさ
PS3の本体同時発売ソフトはわずか5本。その中でも注目されているのは「リッジレーサー7」くらいのもの。また、11月中発売ソフトとしても、PS3である必要性を感じない麻雀ソフトが2本追加されるのみ。これだけ本数が少なく、またジャンル面の偏りもあれば、高機能なPS3を発売日から楽しめるのは運良く興味のあるソフトが見つかった一部の方のみ。

2.初期不良
ソニー製ゲーム機では日常茶飯事である初期不良の不安は付きまとう。事実、既にPS2ソフト200タイトルが正常に動かないという不具合が見つかっている(関連記事:CNET JAPAN)。もちろん、PS2ソフトは膨大な数が存在するわけで初めから全てが正常に動作すると考えるのは楽観的すぎるが、しかし不具合の指摘に対して、広報が
PS3発売日の11月11日までにソフトの動作に対する修正をするため、我々は寝ずの作業を続けるなど、最大限の努力をしてきた。
と、客よりも自らの擁護を第一に考える回答を行なうような会社の体質を考えると、初期不良の影響をもろに受ける発売日にPS3を買おうと思う人は少ないだろう。

つまり、たとえPS3に興味がある人であっても、PS3を発売日に買う理由は非常に少ない。そうであるならば、上記J-CASTの記事でも指摘されているが行列を作ってPS3を買った人の中には転売目的だった者が大きな割合を占めていた可能性がある。

J-CASTの記事に書かれていた「福岡市博多区の『ヨドバシカメラ マルチメディア博多』。200台の販売数に対し、前夜から400人が押しかけた。店によると、その大半が中国人とみられた」という部分に関しては、誇張がないとも言い切れないし、中国に近い福岡であるという点も考慮しなければならない、それに全ての中国人が転売目的だったとは限らないので、全国で見た場合の転売目的の中国人の割合はそれほどではないと思うが、日本人でも「ニンテンドーDS」の高額転売などで味をしめた転売屋が多数いると思われるので、実質、購入者の半分近くが転売目的だった可能性は否定できない。

となると、オークションにおいて供給者(転売屋)は多いものの、PS3を本当に欲しがっている需要者は少ないわけで、需要と供給の関係から価格の低下は必然となる。それでも新たな出荷が無い以上、普通は急落はしにくいものだが、今回の場合、「ニンテンドーDS」高額転売の経験から転売屋が高額でも売れると高をくくっていた可能性がある。初日であれば、実売価格の倍でも欲しいという需要者がいたが、そのような人が一通り購入し終えると、今度は供給が圧倒的に多いのが目立ち始める。結果として、供給者の自信過剰と需要者の不足が今回の転売相場急落を招いたと言える。この調子だと、ソニーが次回出荷を行なうと転売相場が実売価格程度、あるいはそれ以下に落ちる可能性もあると思われる。

それにしても、わずか10万台の出荷であるにもかかわらず、これだけ需要が停滞しているというのは、ソニーとしては誤算だったのではないか。消費者にしてみれば、「Wii」優位が伝えられている現状では「PS3」が苦戦するのは予想通りとも言えるが。



タグ:PS3 ゲーム
posted by admin at 04:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT業界 このエントリーを含むはてなブックマーク
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