2006年11月15日

mixiの招待制は必要なのか

会員数は膨れ上がり、もはやクローズドなネットワークとは言えなくなってきたSNS最大手・mixi。そして、その大きな特徴でもある招待制。しかし、果たしてmixiの招待制は必要なのだろうか。

確かにmixiがまだマイナーだった時代は知人同士のネットワークを構成するという目的をある程度、実現できていたかもしれない。しかし、現在ではもしmixi会員の知人がいなくても、ウェブ上を探せば無制限に招待を行なっている者も多い。mixiのシステム上、一度、IDを入手すれば、自演自作でいくらでもIDを増やせる。結果として悪用目的でIDを入手するという事も非常に簡単になっているのがmixiの現状だろう。事実、怪しげな商売などにmixiを利用している者がかなりの数に上る印象がある。mixiもID削除など対策は行なっているようだが、ID削除という対策はいたちごっこになりがちなため大きな効果は無いだろう。

つまり、現在のmixiはもはやクローズドなネットワークではなくなっている。むしろ、クローズドネットワークだと思って利用すると、かえって危険だろう。

クローズドネットワークを作り上げるための手段が招待制だったわけだが、クローズドネットワークが成り立たなくなってきた以上、招待制の必要性は薄れているのではないか。mixiは招待制を維持するよりも、mixi内におけるセキュリティ確保を優先すべき段階にきていると考える。

例えば、現在では住所、職業、日記などは公開範囲をある程度、設定できるようになっているが、名前の公開を制限する術は現在のところ、無い。名前に関しては必ずしも実名登録をする必要は無いものの、実名登録をしている方も多い。実名を登録する事のメリットは「古い友人に会える可能性がある」、「IDの信頼性が上がる」などだろうが、古い友人に会いたいとも思わないし、それほど高度な信頼性も求めないという人も少なからずいるだろう。あるいは、実名公開を「マイミクのみ」、「マイミクのマイミクまで」に限定したいというケースもありうる。サービスを楽しむだけであれば、名前など公開しなくとも大きな問題はない。しかし、現在のシステムでは名前の公開を望まなくても誰でも検索できてしまう。この辺りがもともとがクローズドネットワークであったがゆえのmixi内部におけるセキュリティ的な甘さだろう。

もともとWEB上でSNSサービスを提供する以上、完全にクローズド(知人だけ)なネットワークというのは極めて実現困難である。そして、会員数が増えれば増えるほどオープンネットワークとの差異は小さいものとなる。そうであるならば、もはや招待制を維持する必要は薄い。mixiとしては外部からの悪意あるユーザの侵入を防ぐより、上記の名前公開設定のようなmixi内部におけるセキュリティ向上に注力すべきであろう。それでも、なおクローズドネットワークを目指すのであれば、有料制に移行するか、あるいは登録時の認証をより厳密に行なうべきだろう。もちろん、そうした時にユーザが付いていくかどうかは分からないが。


タグ:mixi SNS 招待制
posted by admin at 04:15 | Comment(2) | TrackBack(1) | web このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
お邪魔します。
「招待制」というのは「既存会員の合意(全会
一致か多数決)による承認」がないと不完全なの
ではないでしょうか。でないと「徒党を組んで押
しかける」事で乗っ取る事も可能になるのでは。
Posted by ブロガー(志望) at 2006年11月19日 12:12
個人の判断だけで招待が成立してしまう現在の「招待制」がクローズド・ネットワークを構築するうえで、有名無実化しているのは事実でしょう。
そういう点でも、mixiの「招待制」の必要性は薄れてきていると思います。
Posted by at 2006年11月20日 22:53
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