2006年11月23日

イギリスでは、いじめたら罰金

子供のいじめは親の責任

News@nifty:英では「いじめ撲滅週間」設け対策に

イギリスでも日本同様、「いじめ」が社会問題化している事を受けて、「いじめ」加害者側の親に「子育て講習への出席」か「罰金1000ポンド(約22万円)」を科すそうです。

現状では「いじめ」加害者の子供に「注意」以上の罰を科すことは困難。その結果として自殺者を出した後もいじめる対象を変えてさらにいじめ続けるという陰湿な子供がいるのであろう。そうであるならば、子供の教育義務がある親に対して何かしら罰を科し改善を迫るというのは、ある程度、合理性があるのではないか。

また、イギリスでは「子育て講習への出席」、「罰金1000ポンド」の2つの選択肢を用意してはいるものの、罰金額が異常に高い事を考えると、おそらく出来る限り「子育て講習」に出席して欲しいという事なのではないだろうか。ただ、「子育て講習」だけだと"忙しい"などと何かしら理由を付けて欠席しようとする親が増える可能性があるので、「罰金1000ポンド」という選択肢を加えたのだと考えられる。

ただ、これをそのまま日本に適用しようとすると問題が無いわけではない。

まず、何より日本では「いじめ」を「いじめ」と認める環境が整っていない。あらゆる「いじめ」対策は「いじめ」を「いじめ」と認めることによってスタート出来るので、何より「いじめ」がある事を認める環境を整える事が最優先。

次に子供のいじめというのはうまく組織化され、うまく「いじめ」を隠蔽してしまう性質を持っている。そして、「いじめ」に対して罰則が科されると、それに対応して、より隠蔽体質が加速する可能性があるのではないかという事。

以上のように「いじめ」に対する罰則は「子供に罪を問えないなら、親に責任を取ってもらう」という点では合理的な制度だと思われるが、当然ながらそれだけでは根本的な解決にはならない。

そもそも、いじめる側というのは意識的にしろ、無意識的にしろ、自分がいじめられたくないから他人をいじめるという考えを持っていると思われる。実際、いじめられている側ばかりを集めたクラスであっても、その中でまた「いじめ」が発生するとも言われている。つまり、いじめの解決には、いじめなくてもいじめられない環境、つまりクラスメートとの信頼関係を築ける環境が重要である。その点で、現状の1クラスに30人も40人もいるクラスでは、全員と信頼関係を気付くのは極めて困難。財政的には厳しいのかもしれないが、1クラスあたりの人数を減らせば「いじめ」というものも減少するのではないか。

かと言って、「いじめ」を全滅させる事はできないであろうから、いじめられた側が容易に「転校」、「自宅学習」などの対策を取れる環境を整える事も必要だろう。





posted by admin at 17:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | 雑感 このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
お邪魔します(改行ご容赦)。

>子供の教育義務がある親に対して何かしら罰を
>科し改善を迫るというのは、ある程度、合理性
>があるのではないか。

 日本の場合、悪質なイジメをする子供は親とか
を"ナメて"いる場合が多いのではないでしょう
か。とすれば親にもいじめをやめさせる術は無
く、ていのいい「身代わり」にかならないのでは
ないでしょうか。

>何より日本では「いじめ」を「いじめ」と認め
>る環境が整っていない。

 日本の場合「当事者同士の問題」と見なされる
場合が多いようです。それは「ストーカー」や
「ドメスティックバイオレンス」でも同じではな
いでしょうか。

 それから「いじめ」というものは「手っ取り早
く優位(優越感)を得る手段」ではないでしょう
か。「実績等で他人に認めさせる」事に比べれ
ば。詐欺師も金銭だけではなく「騙す事で騙され
る相手に対する"優位"を得る」事も目的にしてい
る場合があると聞いた事があります。
Posted by ブロガー(志望) at 2006年12月08日 22:28
> 日本の場合、悪質なイジメをする子供は親とかを"ナメて"いる場合が多いのではないでしょうか。
なるほど。確かにそういう傾向はあるかもしれませんね。
ただ、かといって悪質なイジメをする子供に改善を促す事が出来るのも親だと思いますし、決定打にはならないにしろ、子供の教育に関する講習を親に受けてもらうのも、意味があるとは思います。
もちろん、それでも酷い場合は今、議論されているような休学などの対処法も必要ではあるでしょうが。

> 「いじめ」というものは「手っ取り早く優位(優越感)を得る手段」ではないでしょうか。
詐欺師とイジメを関連付けるのは面白いですね。
イジメを「優越感を得る手段」と考えた場合、最近の「競争を排除した教育」が優越感を得る機会の減少を招いて、結果的にイジメの増加に繋がっているとも考えられそうです。
Posted by at 2006年12月09日 23:39
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。